類学舎生で自然百姓塾の仕事をしている青木です。

自然百姓塾で実感する、日々日々の嬉しさ、発見、くやしさなどを皆様に発信していきます♪

暦で「10月8日」は何の日?

この時期は、和暦で言うなら「寒露」があります。寒い露と書く「寒露」は晩秋、秋の終わりを意味します。秋はもう終わり、そろそろ冬の流れが見えてきています。

一年を一日に例えるならと午後七時ぐらい、日が沈んだ夕闇時に当たります。どの家もご飯を待って、リビングで団らんしている時間ですね(笑)

北半球では徐々に温度が下がり、夏に旺盛だった植物は実を成熟させ、落葉樹も休眠期に向かい葉を美しく鮮やかに仕上げています!

午前 新米「ヒノヒカリ」を脱穀して食べてみよう!

お米作りの最終局面の脱穀ともみすりです。毎年この日は歓喜に包まれ、今までの皆の頑張りが実を結ぶ日。嬉しさがほかの回とは段違いです(笑)

まず刈った稲をわらと米に分ける脱穀です。この作業ほど地道な作業はありません(笑)、幸い文明の利器の「足ふみ脱穀機」を使い、半分以上を脱穀します。

でもこれだけでは完全に脱穀できません。なのでさらに細かくお米に仕上げていきます。ふるいや割りばしなどを使ってみんなで黙々と…あっという間に時間は過ぎていきます。

他の班はその間に、稲から外したお米の殻をなくす「もみすり」をしています。これもまたまた地道で、7人で、3時間でお米一合という(笑)、やり続けたら絶対に終わらない作業もあります。(昔の人は石臼や大きなすり鉢でやっていた)

これもまた地道に(笑)、黙々と…本当にあっという間に経っていきます。全然終わりません(笑)!

速くしようとも、雑になってしまうので上手くいきません。いつも雑でやり過ごす子たちも慎重に…

とりあえずできました!なんと15人弱、時間は90分で一合半です!本当にみんな頑張りました!炊いている間に、脱穀で床に飛び散った稲穂やもみ殻を、みんなで大掃除です!

ついに!!新米を炊いてみんなでもみすりホヤホヤのごはんを実食!

次々とみんなから歓喜の声がでます(笑)本当に、みんなの愛が詰まった、優しい味がしました。

自分たちで作ったお米ほどおいしいお米はありません!ましてや機械で精米されたお米に負けてたまるか!と思います(笑)、食べてて、力みなぎるお米に本当に感謝です!

午後 新米の稲わらで「みごほうき」を作ってみよう!

昨年の棚田フェスに出店した際、完売した代表商品「みごほうき」(=お手軽にチリやほこりを掃除できるほうき)を新米の稲で作っていきたいと思います!

このほうきはまず最初に稲のみごと呼ばれる、ほうきの掃く部分になるところを選別していきます。

手始めにまず100本(!!)を準備します(笑)地道さも必要です。

みんな丁寧に、稲がくしゃくしゃにならないようにかき集めていきます。

早いところは、ほうき作りに取り掛かっています。ほうきの持ち手や束ねるための結びなどを行います。

かなり難しいです(笑)、説明書を読んでもいまいち分からず、みんなが苦戦します。

ほうきがばらばらになったり、集めたみごがなくなってしまったりなどの災難はありましたが…

めげずに役割分担をしながら、必死に食らいついていきます。

ついに完成しました!去年よりも美しく仕上がっている気がします!

このほうきが作れた達成感がとてもうれしかったです。このみごほうきはまだ知らない人たちにも届けたい!と思いました!そして、何より、余すことなく稲わらを使い切る、日本人の心意気には尊敬です!

来週は野菜も商品も、棚田LOVERsフェス出店の仕上げに入ります!お楽しみに!

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