いよいよ棚田ラバーズフェス2021前の最後の「百姓の実践」となりました。フェスに向けての最後の準備が今回の主な課題でした。
まず、午前中はフェスで販売予定の、コマツナやカブなどの野菜の手入れを行いました。収穫できる大きさになったコマツナやカブやシュンギクについては、間引きをかねて収穫しました。


稲刈りもひと段落して、久しぶりの畑の作業。全員の力を一つにする必要のある田んぼ作業と比べて、作付け品目も多い畑で、それぞれが注視を通じて必要な作業を自分たちで発見しつつ、どこまで主体的に畑の作業にかかわれるか、つまりこちらからあれこれ先回りして作業を指示しない中で、どこまで動けるのかが注目ポイントでした。


最近は稲刈りにかかりきり、というのもあったのでしばらくぶりの畑。どこに何が植えて合ったのか?というのも忘れていそうな感じ。ただ、大根の畑をよくみていくうちに、「葉っぱが鹿?に食われている→獣害対策の必要性という感じで、「今やるべき必要な作業」というのは見えてきた感じした。


自然外圧の中、その場の状況の変化から状況を察知して、必要な作業段取りを立てる、というのはやはり百姓の実践での学びの醍醐味だと思います。
午後は、フェスの出店の準備を行いました。当日の接客の練習をするまでが午後の課題ですが、商品の最終の仕上げ→机の配置→品物の陳列と当日お店がオープンするまでの一通りの検討と練習をまずは行いました。

その上で、お客さんをよびかるトークの追求と練習、お店にいらっしゃったお客さんの対応、お金のやりとりと商品の受け渡しまでの接客対応まで実戦形式で練習しました。

実際の練習の場では、まずは2分間の作戦会議→お客さんに品目ごとに商品を売り込む(例えば、お米をどう売り込むか?など)→フィードバック→品目を変えて繰り返し→徐々に課題の難度を上げるということで、繰り返し繰り返し練習していったのですが、最初のうちはいまいちな接客でも、徐々に徐々にお客さんと向き合うようになり、押し売りではないお客さんとの対話を意識した販売になっていたように思います。

また、普段は知らない相手には隠れようとする生徒も、今回は自分から果敢に営業に向かったりと「自分たちの商品を売ってよろこんでもらいたい」という意思を感じました。口下手な生徒たちも、営業でのやりとりまでとはいかないまでも、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という声をみんなとそろえていたりと、「自分たちで売りに行く」という意思を感じられました。

総じて、「販売する」というのはよい学びであるし、むしろ今回は初めて自分たちで育てたお米も販売しますが、「売る、というよりも実際に味わってよい商品と分かっているものを、みんなとも分かち合いたい」という思いが強い感じもします。この辺の意識の深化は、2年目の成長ポイントとも感じています。
いよいよ、次回は棚田ラバーズフェス本番となります。みんなで力を合わせてきた成果を、十分に発揮したいと思います。