類学舎生で自然百姓塾の仕事もしている青木です!

皆さん新年明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します!

今年もゼロから色々なものや、力や場所を全力で生み出していきたいと思います!

新年一発目の自然塾は七草粥づくりと稲わらで「みごほうき」作りです!

午前:七草粥作りです!

一月七日にせり・なずな(ペンペングサ)・ごぎょう(ハハコグサ)・はこべら(ハコベ)・ほとけのざ(コオニタビラコ)・すずな(カブ)・すずしろ(ダイコン)の「春の七草」を入れた「七草がゆ」を食べると1年間を元気に過ごせる、という言い伝えが昔からあります!

まず、「七草がゆ」が持つ力や意味をみんなで追求していきました!

そもそも春の七草って何?とか、春の七草って畑で良く採れるって本当?などをみんなで追求しました!

春の七草の実物を見て触れることもしました!これはスーパーで買ってきた七草です!

「”ごぎょう”は、手触りがふわふわしている」「”せり”は、つぶしてみたらパセリのにおいがする!」「”すずな”がカブで、”すずしろ”が大根!」など実物の色、形、手触り、雰囲気などを感じてから出発しました!

さっき感じた形・匂いと、七草のイラストを頼りにして畑に探しに行きました!

口々に、「これは違うの?」「これかな?違うの?何で?」「何が違うの?わかんない~」「これだ!絶対これだ!」など、みんなで笑いながら採取しました!すごく楽しかったです♪

「これは”せり”じゃない!毒だ!ドクゼリだ!」「これが”ごぎょう”か!スーパーのものより小さい!」など、考えたり笑ったりしながら、春の七草のうちの六種類を集めました!

その後、みんなで取れたての七草を調理場に持っていき、役割分担して七草がゆの調理に挑みました!

みんな調理していて「刻んだときの汁の濃さ、多さが全然違う!」「匂いもスーパーのやつはどれも同じだけど野生のやつはさまざまな匂いがあるかも」「七草ってなんかすごい!」など食べて無くても何?何で?が止まりません!

たっぷり水を入れた鍋にお米を入れて炊いている間に、畑で採ってきた七草とスーパーで買った七草を、別々にして軽くゆでます。その後、「♪七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪」という「七草ばやし」をみんなで口ずさみながら、七草を細かく刻んでいきました。

作り終えて「いただきます!」をするとき、自然にみんなの気持ちと声がそろいました!「スーパーのやつと畑のやつのかゆの味が全然違う!」「畑のやつのほうが美味しい!」「なんかこのかゆだけでも元気がでる!」とみんなで自分達の畑にある七草がゆの力を実感しました

さらにスーパーに売っている七草より自分たちの畑に自生している七草の方が力があることはみんな感じていました!

午後:藁を使ってみごほうき作り!

藁を使って物を作って遊んで生かす第一回目です!

昔の人たちは藁を燃やして捨てることは絶対になくそれを生かしていました!例えば藁でほうきを作ったり納豆などの食品にも生かしていました!

今回は藁のみごという部分でほうきを作ります!机のごみや小さいものを掃くのにとても便利な道具です!今回はペアを組んで制作に挑みました!

ペア同士で「こうかな?こうすれば?違う!出来てないーなんでー(笑)」「どこが違うの?」「これでいいんじゃない!出来たかも!」ペアに言って言われての繰り返しです!出来なかったら他のペアの人が手伝うこともありました♪

そしてみんなで話し合って工夫して全員分のみごほうきを作ることができました!

今回は先人たちの歌や知恵を体感し、何?何で?どうする?でも楽しい!がいつもよりあふれ出ている感じがしました!

みんな最後に「七草がゆ美味しかったー!」「みごほうき作れてよかった!めっちゃ難しかったけど!」「またやりたいなー」とみんな先人たちの知恵とその楽しさ、充足感を感じていました!

実践の場があればあるほど、子供達はどんどん百姓に近づいている感じがしました♪

来週は新年の大切な行事の鏡開きと藁でコースター作りです!お楽しみに!

  • 最新記事
TOP